2012年6月27日水曜日

ひたち海浜公園・オオウメガサソウ

森の妖精、オオウメガサソウ(大梅笠草)を訪ねて。

なかなか行く機会がなく、そうこうしているうち、新聞、テレビに取り上られ、今日は、雨(雨が降るので、人出は少ないだろう)絶好の時期と訪ねて来ました。

日本では茨城県から北に分布する、海浜公園(茨城県ひたちなか市)・青森県・北海道しか生息していない、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)絶滅の危機にある生物種で、常緑の低木で高さは 5〜15cmくらいです。6月~7月頃、うすい桃色の梅のような五弁の可憐な花を数個つけます。この植物の葉はヨーロッパ、北アメリカで民間薬として慢性の膀胱炎、頻尿、前立腺肥大症に用いられてきました。

国営ひたち海浜公園
オオウメガサソウ 小さいけれど立派な常緑樹(イチヤクソウ科の草状低木)
「ひたち海浜公園」の樹林地には、茨城県の絶滅危惧種に指定されている「オオウメガサソウ」
が生育しています。

イチヤクソウ



ウメガサソウ
地下茎から一本、細く無毛の地上茎を出す。葉は先が尖った披針形で、硬くて厚みがあり、縁には鋸歯がある。通常、花は茎の先に1個下向きにつく。
花弁は5枚で、萼片も5枚に分かれる。



ウメガサソウ



オオウメガサソウ



森の妖精 オオウメガサソウ



オオウメガサソウ



オオウメガサソウ



雨の中、可憐な花を咲かせる、オオウメガサソウ。



恥ずかしそうにうつむいている、森の妖精と言われています。
下を見て咲くので、写真を写すのに大変です、膝を付いて、見上げるように撮影する。




オオウメガサソウは、周りに数本出ていますが全て、地下茎でつながっていて、一株なのだそうです。
一株だけ取り出す事は出来ず、地下茎で増えてゆく、花が咲くまで、5~7年かかる。
環境の変化により、移植は出来ないそうです。

開花時期 6月中旬 ~ 6月下旬

2012年6月1日金曜日

後袈裟丸山

花の袈裟丸山を歩いて

今回は、郡界尾根登山口から、郡界尾根を後袈裟丸山へ。
登山口 - 八重樺原 - 標高1415mピーク - 石祠 - 後袈裟丸山(標高1908m) - 八反張 - 往復

国道122号の小中信号から、最後のバス亭(追付橋)から、細い舗装の林道小中西山線を、大滝の先の橋を渡ってのT字路を、左に、小中新地林道(舗装)を、(入り口から12km)郡界登山口に、前日入りる。
駐車場には、下山者が一人いました、お話をすると、袈裟丸山の最高峰(1961m)まで行って来ましたと、後袈裟丸山から先は、足下には、踏み跡があるが、背丈くらいまでの笹の中を行く、途中稜線が広いところがあり、五月の連休に入山者が、設置した、プレートがあったという。
日没ごろ、鹿と、キツツキが来ました、夜中、ガスが覆い、雨の降る音、猿の鳴き声を聞いて寝ました。

翌朝、雨はやんで、舗装面は乾いた状態です、アルファ米(おかゆと、しゃっきり等の印がある)が、お湯の分量を間違えたか? がんだめしに、味噌汁。

登山口6:20分出発
天候、曇り、登坂途中、前袈裟丸山は、赤城山も、ガスが覆われていたが、後袈裟丸山9:12分の山頂は晴れていたが、前袈裟丸山はガスの中、八反張附近もガスが覆い、雪割草には会えませんでした、南西尾根の沢に雪が見えます、八重樺原付近から下に、春蝉が鳴いていた。
登山口12:15分下山

花の袈裟丸山、沢山の花に会って来ました。

・ キランソウ(金襴草)
・ クワガタソウ(鍬形草)
・ 山ツツジ
・ ミツバツツジ(三葉躑躅)
・ オオカメノキ(ムシカリ)の花
・ シロヤシオ(白八汐)
・ アズマ石楠花
・ アカヤシオ(アカギツツジ)
・ 峰サクラ
・ イワハタザオの花 


郡界尾根登山口(群馬県みどり市東町小中)
国道122号線、小中信号から約12km


登り始めてすぐ、山ツツジが迎えてくれました。淡い緑にひときわ色を染めて。
丸太の階段急登が続く。


やがて階段が無くなり、左下から郡界尾根の広い笹の尾根に合流して、八重樺原かな?白樺、唐松の林、笹が膝あたりまで茂り、ズボン、スパッツは、雨、朝露でびっしょ、足下に、ムラサキの大花のスミレが顔を出す。
緩やかな、笹の道を登って行くと、三等三角点の(1415.1m)のピーク。


やがて、右側が開け、はるか右前方に、袈裟丸の山なみが、淡い緑の景観。
前袈裟丸山、後袈裟丸山


袈裟丸山に続く花の道、ミツバツツジ、オオカメノキ、シロヤシオ、アズマ石楠花の競演が始まりました。
つつじ岩


ミツバツツジ


シロヤシオ(五葉ツツジ)
見頃旬でした。


オオカメノキの花


アズマ石楠花


この附近は花のトンネル(石楠花)になっています。
石の祠(1482m)


約尾根の半分標高差426mを登ります、登下りを繰り返し、尾根の左側を巻き道を登って高度を上げて行くと、左側からの尾根に合流して急登を、息を切らして登って行くと、一人下山してきます、私が朝飯を食べてる間に、上がった人でした、挨拶を交わし、急な尾根、今日は、適当な風があり快適ですが、足運びは変わらない、先が開けて、山頂(後袈裟丸山)へ、誰もいません、峰桜、石楠花がチラホラ咲いている。


休憩し、今日の目的のハ反張に、急降下、笹につかまり下る、登り返しを気にしながら、見落とさないよう慎重に目を配る、前袈裟丸山の最終ガレ場右側は、下からガスが湧いきてかすかに緑の葉が見えるが、目的の花は無い!噴火岩の左側にスミレが、その先にムラサキの花が見えるが、とても降りて行けるところではない、イワハタザオ、スミレの花を。
イワハタザオ


スミレ


重い足取りで、後袈裟丸山の登り返しを、往復 復路を郡界口へ。
なんか暗い話になりましたが、是非、後袈裟丸山につづく花の道を見てください。

郡界の中の谷間 岩のほとりに
つつましくゆれる 白い花
山の胸にねむる いのちの姿♪♪♪
 

花の袈裟丸山 2、を見てからおかえり下さい。


まだまだ公開出来ない沢山の花の写真があります。
また、会えない花があります、次回をお楽しみに。