2013年7月10日水曜日

燧ヶ岳、広沢田代、熊沢田代、俎嵓、柴安嵓、尾瀬、檜枝岐、七入山荘、を歩いて

東北一(標高2,256m)の高さを誇る、燧ヶ岳(日本百名山で二等三角点)。 檜枝岐村、御池登山口から 燧ケ岳山頂を目指します、途中二カ所田代がある(広沢田代・熊沢田代)、登山口からは、俎板嵓(2,346m)、柴安嵓(2,356m)、赤ナグレ岳(2,249m)、ミノブチ岳(2,234m)、御池岳の5山からなっている。
尾瀬の檜枝岐の七入山荘にお世話になり、早朝、御池登山口を出発します。

七入山荘について
福島県南会津郡檜枝岐村字燧ヶ岳1306
℡0241-75-2434
沼田街道(国道352・401号線)の右に、七入駐車場、七入橋を渡って直ぐ、七入バス停を、左に入った行き止まりに有ります。

七入山荘

 
 
夕食・朝食
 

尾瀬の玄関口、檜枝岐川の支流の実川の静かな山間の佇む七入山荘、豊かな、水、自然の美しさ囲まれ、下界を、離れた寛ぎと安らぎのひと時を過ごせます。私たちが訪れた日は、ウグイスが鳴き、春セミの声、沢の音、静かに時が過ぎて行きました。



御池登山口
 
御池駐車場のハクサンチドリ


 
 翌朝、御池駐車場 山の木々の葉、幹から雨のしずくが落ちていた。灰色の空、6時、(燧ヶ岳の山開きの日)御池登山口から、御神酒と、赤飯に送られて、御池を出発、木道と、岩のゴロゴロした急登、登山道は、所々雨水がたまりどろどろで足のおく位置を探す場面が何回となくある、途中スパッツを付け、悪路をひたすら登って行くと、広沢田代の広々とした、湿原に出る、木道が延び、一面に地塘が点在し、花たちが、目を楽しませ、つい立ち止まる。
 
ナナカマドの白い花
 
イワウチワ
 
タムシバ
 
コバイケイソウ
 
 
ウラジロヨウラク
 
タテヤマリンドウ
 
キヌガサソウ
 
ヒメシャクナゲ
 
 

除々に木道が階段になり傾斜を増し、樹林の中に入り、急斜面を登ってゆくと展望が開け、前方に丘陵地のような、なだらかな山容の中、木道が延びて、二つの地塘池からなる、熊沢田代に出る、萌葱色の中に、コバイケイソウ・ワタスゲの白い色が何ともいいようの無い雰囲気を作っている。

萌葱色の中の、コバイケイソウ・ワタスゲの白い色
 
ツバメオモト

イワカガミ

ゴゼンタチバナ

コケモモ

チングルマ


 
サンカヨウ
 
ダイコンソウ

ツマトリソウ

熊沢田代からの、ガスの切れ間から俎嵓が

イワナシ
 
キンコウカのつぼみ
 
 
熊沢田代を過ぎ、樹林帯に入る、シラビソ、ダテカンバ、の林、急登が始まる、雨の為、ずたずたの泥の中を足下を確かめながら、やがて、笹、低木が広がる、前方に見えた、残雪の雪渓の沢を直登る、滑ると沢の下まで落ちそうな、雪渓を、慎重に越し、上部は、左へ、トラバース、落ち傾いた木道らしき脇を登って行くと、岩稜となり、途中フィツクス等が張られているが、なんらく越えられる、
まもなく、俎嵓の頂に、せまい山頂には、結構の登山客で、にぎわっていた、2346m 2等三角点と石の祠が、3っ、山頂で、山開きのバッチをいただく、約150人くらいと言う情報らしい。
相変わらず天候は、優れない、ガスの中何も見えない、俎嵓から柴安嵓へ向かう、いったん鞍部まで下り、登り返す、ガスって何も見えない、標高2356mの燧ヶ岳の最高地点に立つ、視界5m位、登山者2~3人広い山頂、至仏山と同じ、山頂石標が有りました、山頂は、ハイマツの赤い実、ハイマツの白い幹が印象てき、一瞬のガスの晴れ間に日光連山が見えたが、またガスの中、山頂で七入山荘のお弁当をいただく、塩か効いたおにぎり美味しい、晴れ間を期待していたが、残念し、復路につく。

雪のついた、沢を登坂
 
一瞬の晴れ間の俎嵓
 
燧ヶ岳山頂


春の便りに 誘われて
残雪残る 山道に
小さく咲いてた あの花を
覚えているか 山の友




私たちは、山に入る前に、その山の難易度、気候、己の体力等の訓練をして、山に望むが、自然の計り知れない力により、遭難することもある、装備、食料(非常食)、登山計画書の作成、エスケープルート、ビバーク、等、恒に考えて山を歩く。

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